2013.11.7(木) 雨
こんばんは。11月です。
今年も残りわずかになりました。
早いものです、また一つ歳を重ねます。毎年こんなこと言ってます。
今日は「バイク」の話です。
私の30年来の友人「M」さんのお話。
2年ほど前になりますが、「M」さんの工房に行ったとき、ボロボロのしかもバラバラになった
バイクがありました。
ん?何?これ、バイク?どこの?何年式の?どこのメーカー?これどうすんの?
ねほり、はほりと聞くわけで。
本人いわく、このバイクを元通りに再生しようという訳でした。
このバイクの名は「ライラック」1956年式のバイクだそうです。
製造元は「丸正自動車製造株式会社」ライラック号・UY型・250cc。
1956年といえば自分はまだ3~4歳の頃かな。
写真に残しておけばよかったんですが、もうとにかく錆びサビのボロボロ状態でしたねぇ。
特にタンクは錆びて穴もあいて、マフラーもひどい状態。
フレームやハンドルもひどいのですが、これは何とかなりそうな・・。
足らない部品もいくつか・・。例えばバッテリーカバーはありませんね。
カバー止めの穴は3箇所ほどありましたが、そのカバーの形すらわからない。
まぁ、そんな状態でしたね。
先日、「M」さんのところに遊びに行ったところ
自分は忘れていましたが、そのライラック号」がほぼ完成状態でガレージにありました。
これ、もしかしてあのボロボロだったバイク?
おどろいちゃったね~!
それはまるで「新車」のようでした。
二人で近くの公園にいって、画像に納めてきました。

これ、当時のカタログです。




このタンク、よく綺麗に再生しましたよね。
最初はタンクがあまりにひどいので、一から作ろうと思ったらしいのですが、相当に面倒なようなので
現状でサビのために開いた穴も塞ぎ、なんとか再生したようですがタンクの肉厚はもう相当に薄いでしょうね。
エンブレムのアクリル整形もうまく作ってありますよねぇ。
私のお手伝い出来たところは、中のライラックのマークのみ。

このマフラーもすべて手作りですよ。
すばらしい技術ですね。


タイヤも新品、部品の無かったバッテリーカバーも想像ですがきれいに再生できました。
唯一、再生していないのがペダルのゴム・ハンドルのグリップ・それからヘッドの上のメーター計器類。
ハンドルグリップには「ライラック」という文字が浮き出ています。
メーターの計器類はこわくて触れないそうです。
昔のバイクなので車高も低くて、見た目よりも重いですね。
ここまで手を入れるともう、手放せないですね。
まるで新車! すばらしい技術の「M」さんでした。
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