2011.11.14(月) 晴れ
ご訪問ありがとうございます。
さて、先日(12日)の私のブログの内容に関してご訪問していただいた方々に誤解を与えては
いけませんので、その祭典の件で少し補足をいたしますよ。
昨日も、今日も、お知り合いの方々から連絡いただきました
「来年の十日市の祭典」は中止になるんですって?・・・せっかく楽しみにしていたのに・・なんで?
とかですね、予定がくるっちまったなぁ・・とか、休みをかねて遊びに行こうとおもったのに残念だなぁ・・
とか、毎年の楽しみが無くなっちゃったよ~・・とかね。
まあ、仕方がないよと片付けてしまうのもやりきれないような気持ちですが。
昔から、いわゆる露天商というのは裏側にそれを仕切っている「暴力団」の存在がありまして
暴力団抗争をきっかけに、一般市民に危害があっても困るので
この地元に昔から存在する「十日市」も例外なく、暴力団に関係するとみられる「テキヤ」や「露天商」
の出店には、道路の使用許可は出さないということです。
地元の「区」や「商工会」、「市」、で協力していただいて、その中で何か「案」があればお話し合い下さい。
ということです。
地元のみんなで協力し、この祭典のために少しでも多くの魅力ある出店を試みよう ということなら
警察の方から道路の使用許可も受けられるわけです。
ん~・・・どうでしょう・・・ここにきて少なくとも来年の開催は無理だという気がしますね。
聞くところによると、この「十日市」という祭典は、もともと物々交換から始まった歴史があるようです。
3世紀も前からの話で、私が子どもの頃は中心に見世物小屋という、ちょっと怪しい、インチキ的な
小屋があったり、闘犬をやったり、飴細工、ガマの油、その他もろもろの講釈師が出店し、まあにぎやかで
今思えば懐かしい光景です。
いつしか人権問題もからみ、見世物小屋は消え、闘犬も無くなり、ガマの油売りのオッサンも消え、
時の流れと共に祭りの風潮もずいぶんと様変わりし、近年ではただ露天商が並ぶだけの祭りになって
しまいました。
この十日市という祭典のメインは花火やら、何か特別の催しやら、そういうものは一切ないんですね
いろんな露天が並び、そこに沢山の人々が集まり、この祭そのものがメインなんです。
伝統あるお祭とはいえ、一度中止になると今後は事情が変わってくるので復活するのには
相当なエネルギーと努力、人々が行きたくなるような魅力あるものにしないと無理な気がします。
規模を小さくし、地元の商店街で協力のもと小規模な出店をして開催を試みてもそれはもう
「十日市祭典」ではないですね。
良い悪いは別にして、テキヤさんて、そこそこ流行も追い、内容的にも人を引きつける面白いものを
毎年出店してくるんですよねぇ・・・。
まあ、十日市祭典の話はそんなところです。
私個人からすれば、幼い頃からの恒例の十日市祭典が幕を閉じるというのはさみしくもあり、なんとも
思い深いものがあります。
これも時の流れの中で、社会事情の変化に押し流されてゆく結果の出来事でしょうか。
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